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アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアで知っておきたい、腎臓・おしっこ・心臓のことをまとめました。中高齢で気をつけたいポイントもあります。

体の特徴

アメリカの1991年の調査では、アメリカンショートヘアに血液型B型の猫は見つかりませんでした[1]。

この種類の日本での平均寿命は13.9歳で、猫全体は14.5歳です[2]。どちらも、アニコム損保の保険の契約データにもとづく2023年度の数字です[2]。病気の欄の「日本の保険データ」は、ペット保険の請求をまとめた白書の数字です(0〜12歳)[3]。保険の請求が多い=その病気で受診した猫が多い目安で、遺伝の証明ではありません。

かかりやすいと言われる病気

腎結石(腎臓にできる石)

日本の保険データでは、腎結石の請求が0.6%で、猫全体(0.3%)より多めです[3]。他の種類と比べてかかりやすい病気の1位で、いちばん多い年齢は10歳でした[3]。

見つけ方:レントゲン検査・超音波検査・尿検査で調べます。
慢性腎臓病(腎臓の働きが少しずつ落ちる病気)

日本の保険データでは、慢性腎臓病の請求は2.9%で、猫全体(2.0%)より多めです[3]。いちばん多い年齢は10歳で、その他の泌尿器(腎臓や膀胱など)の病気の請求も多く出ています[3]。

見つけ方:動物病院の血液検査や尿検査で確かめます。
心筋症(心臓の筋肉の病気)

日本の保険データでは、心筋症の請求は2.0%で、猫全体(1.2%)より多めです[3]。心臓の弁の病気(弁膜症)の請求も多く出ています[3]。コーネル大学も、肥大型心筋症(心臓の筋肉が厚くなる病気)が多い種類の一つに挙げています[4]。

見つけ方:心臓の超音波検査(心エコー)で調べます[4]。初めのうちは、症状がないことが多いとされます[4]。
多発性嚢胞腎(腎臓に液体の袋がたくさんできる病気)

日本で遺伝子検査に出された猫377頭の調査で、原因の変異(PKD1)を持つ割合が高い種類の一つでした(47%)[5]。検査に出された猫の中での割合で、この種類全体の割合ではありません[5]。

見つけ方:確定の診断は、おなかの超音波検査で行います[6]。遺伝子検査では変異の有無がわかりますが、重さまではわかりません[6]。

遺伝の病気を、フードで防げるという根拠はありません。この種類の猫でも、ごはんは年齢・体型・暮らし方に合わせて選び、病気は健診で早めに見つけることが大切です。

お世話で気をつけたいこと

出典

  1. Journal of Heredity(Giger U ほか)「Frequency and inheritance of A and B blood types in feline breeds of the United States」(1991) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1997588/
  2. アニコム ホールディングス(アニコム損保の契約データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第4章 どうぶつの寿命(2-4-4 猫種別の平均寿命 2023年度)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2.pdf
  3. アニコム ホールディングス(アニコム損保の保険請求データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第2章 品種別の統計(猫)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2_2_2.pdf
  4. Cornell Feline Health Center(Cornell University)「Hypertrophic Cardiomyopathy」(2025) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  5. Journal of Veterinary Medical Science(Sato R ほか)「Epidemiological evaluation of cats associated with feline polycystic kidney disease caused by the feline PKD1 genetic mutation in Japan」(2019) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31155548/
  6. Cornell Feline Health Center(Cornell University)「Polycystic Kidney Disease」 www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  7. International Cat Care「Chronic kidney disease (CKD) in cats」(2026) icatcare.org/articles/chronic-kidney-disease-ckd-in-cats
  8. Cornell Feline Health Center(Cornell University)「Hydration」(2021) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  9. International Cat Care「Grooming your cat」(2025) icatcare.org/articles/grooming-your-cat

確認日:2026-10-17。このページは獣医師の監修を受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。