PR当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

猫が下痢をしたとき(フードを替えたあとも)

1〜2日でおさまる下痢もありますが、重い病気のサインのこともあります。血や黒い便が出た、元気がない、吐く、食べないときは、早めに動物病院へ行きましょう。

猫が下痢をする主な理由

下痢は、便がやわらかい、または水のような状態です[2]。便が腸を速く通りすぎて、水分などが吸収されきらないと起こります[2]。

下痢は病気そのものではなく、病気やほかの問題のサインとされています[2]。多くは短くおさまりますが、命に関わる病気のあらわれのこともあります[1]。

トイレを使わない猫では気づきにくいものです。体重が減る、しっぽの下の毛に便がつく、粗相をするといったことが手がかりになります[2]。

主な理由として、次のようなものが挙げられています。

フードを替えたあとの下痢で考えること

フードを替えてから下痢が始まったら、まず切り替えの速さをふり返りましょう。急な切り替えで、数日下痢をすることがあるとされます[1]。

国際的な猫の団体は、吐いたり下痢をしたりしないよう、少しずつ替えるのがよいとしています[9]。最初は新旧を別の器に並べ、新しいフード25%くらいから始める方法が紹介されています[9]。

切り替えにかける期間の目安は、資料によって違います。

期間に決まりはなく、猫のペースに合わせます[9]。体調が悪いときは、フードを替えないのが基本とされています[12]。切り替えの途中で下痢をしたら、そのまま進めず、どうするか獣医師に相談しましょう。下痢の理由はフードだけとは限りません。次の「すぐ受診したいサイン」も確かめてください。

すぐ受診したいサイン

環境省は、便のにおいや色、回数や量を、日ごろから見ておくよう勧めています[13]。少しでも異変を感じたら、早めに獣医師に診てもらうよう呼びかけています[13]。

子猫は、固いフードに慣れていく時期で、下痢をしやすいとされます[1]。回虫やコクシジウム(小さな寄生虫)も、子猫で問題になりやすいとされます[7]。猫汎白血球減少症は、パルボウイルスによる感染症です[8]。ワクチンを打っていない子猫では、命に関わることが多いとされます[8]。急にぐったりして、すぐに脱水になると説明されています[8]。下痢は出ないことも、あとから出ることもあるとされます[8]。

高齢の猫は、腎臓病や糖尿病など、体の水分が少しずつ失われる病気が多くなります[14]。そのため、水分の状態がとても大切とされています[14]。甲状腺機能亢進症(甲状腺のはたらきが強くなりすぎる病気)は、中年以降の猫に多い病気です[15]。この病気でも、下痢をすることがあります[15]。

コーネル大学は、症状に気づいたらできるだけ早く、獣医師に診てもらうことが大切だとしています[1]。次のようなときは、特に受診が勧められています[2][1]。

黒くてタールのような便が出たら、動物病院に連絡しましょう[2]。下痢に加えて、ぐったりしている、吐く、食べないときも、できるだけ早く受診を[1]。子猫や高齢の猫は、特に急いでください。夜間や休日でも、まず電話で相談しましょう。

受診のときに伝えるとよいこと

獣医師は、飼い主からくわしく話を聞き、体を診てから、必要な検査を決めるとされます[2]。

下痢の様子や回数、いきんでいるか、血や粘液がまじるかは、原因をしぼる助けになるとされています[2]。米国のガイドラインも、獣医師が下痢や嘔吐の有無と回数をくわしく聞くよう勧めています[10]。

便の状態を点数で表す動物病院もあります。同じ方法でつけ続けると、飼い主とのやりとりがそろい、変化を追いやすいとされます[11]。

フードのあとに具合が悪くなったら、できれば製品を持っていきましょう[17]。与えたときの様子も伝えるよう勧められています[17]。便の検査をすることもあります[2]。寄生虫の一種のジアルジアなどは便に毎回出るとは限らず、何回か調べることもあるとされます[7]。便を持っていくかどうかは、電話のときに聞いておくと安心です。

家で気をつけたいこと(薬・食事・水分)

人の下痢止めなど、市販の薬を自己判断で飲ませるのはやめましょう。猫に害になるものがあるとされます[1]。

食事を自己判断で抜くのも避けましょう。猫は、短いあいだ食べないだけでも、肝臓の病気になることがあるとされます[18]。食事をどうするかは、獣医師に相談しましょう。

下痢がひどいと、脱水(体の水分が足りなくなること)になることがあります[2]。下痢は、猫の脱水のよくある原因の1つとされています[16]。脱水のサインとして、次のようなものが挙げられています[16]。

脱水が心配なときは、早めに獣医師に連絡しましょう[16]。新鮮な水を、家の何か所かに置いておくとよいとされます[18]。獣医師から、水ではなく電解質(体に必要な塩分など)を含む液をすすめられることもあります[2]。

今日からできること

このページは一般的な情報です。病気の診断や治療の代わりにはなりません。気になる症状があるときや、持病のある猫のごはんは、獣医師に相談してください。

出典

  1. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Diarrhea」 www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  2. International Cat Care(iCatCare。ISFMの母体の慈善団体)「Diarrhoea in cats」(2025) icatcare.org/articles/diarrhoea-in-cats
  3. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(2.市販のペットフードについて)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  4. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(1.最初に知っておきたいこと)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  5. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Feeding Your Cat」(2026) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  6. WSAVA(世界小動物獣医師会)Global Nutrition Committee「Feeding treats to your cat」(2025) wsava.org/wp-content/uploads/2025/11/WSAVA_GuidetoTreats_Cat
  7. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Gastrointestinal Parasites of Cats」(2018) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  8. Cook AK(テキサスA&M大学), Top Companion Anim Med 23(4):169-176「Feline Infectious Diarrhea」(2008) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7104990/
  9. International Cat Care(iCatCare。ISFMの母体の慈善団体)「How to change your cat’s food to a new diet」(2025) icatcare.org/articles/how-to-change-your-cats-food-to-a-new-
  10. AAHA(米国動物病院協会)/ AAFP(米国猫臨床医協会)、J Am Anim Hosp Assoc 57(2):51-72「2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines」(2021) www.aaha.org/globalassets/02-guidelines/feline-life-stage-20
  11. AAHA(米国動物病院協会)、J Am Anim Hosp Assoc 57(3):153-174「2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats」(2021) www.aaha.org/globalassets/02-guidelines/2021-nutrition-and-w
  12. International Cat Care(iCatCare。ISFMの母体の慈善団体)「Feline idiopathic cystitis (FIC) in cats」(2025) icatcare.org/articles/feline-idiopathic-cystitis-fic-in-cats
  13. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(4.体調管理について)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  14. AAFP(米国猫臨床医協会)、J Feline Med Surg 23(7):613-638「2021 AAFP Feline Senior Care Guidelines」(2021) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10812122/
  15. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Hyperthyroidism in Cats」(2026) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  16. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Hydration」(2021) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  17. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(5.Q&A)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  18. International Cat Care(iCatCare。ISFMの母体の慈善団体)「Inappetence in cats」(2025) icatcare.org/articles/inappetence-in-cats

確認日:2026-10-17。このページは獣医師の監修を受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。

あわせて読みたい