PR当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

猫が吐くとき(毛玉・早食い・すぐ受診すべきサイン)

ときどき吐いても元気な猫はいます。でも、何度も吐く・血がまじる・元気がないときは、早めに動物病院へ行きましょう。

猫が吐く主な理由

どんなに健康な猫でも、ときどきは吐くものだとコーネル大学(米国)は説明しています[1]。

原因がわからないまま、ときどき吐く健康な猫も多いとされます[2]。主な理由として、次のようなものが挙げられています。

元気があって持病もない猫の、急な一時的な嘔吐は、家で様子を見られることもあるとされます[2]。ただし、その前に獣医師に相談するよう勧められています[2]。

すぐ受診すべきサイン

環境省は、日ごろ観察したい体の変化に「嘔吐をくり返す」を挙げています[4]。少しでも異変を感じたら、早めに獣医師に診てもらうよう勧めています[4]。

年齢も手がかりになるとされます[10]。若い猫は、異物を飲みこむことが多いとされます[10]。高齢の猫は、甲状腺の病気や、消化管・肝臓の腫瘍が多いとされます[10]。子猫や高齢の猫が吐くときは、早めに相談しましょう。

次のようなときは、早めに診てもらうよう勧められています[1][3]。

吐こうとしても何も出ない、何度も吐く、ぐったりしているときは、すぐ動物病院へ[3]。毛玉ではなく、ほかのお腹の病気や呼吸の病気で、急ぎの治療が必要なこともあります[3]。ひも状のものは、腸にからまると重大な事故になるとされています[4]。夜間や休日でも、まず電話で相談しましょう。

「吐き戻し」と「嘔吐」の違い

食べたものが口から出てくるのには、大きく2つあります[2]。

ただし猫では、犬ほど区別がはっきりしない、とする専門家の総説があります[10]。食道の病気の猫が「吐いている」と伝えられることも多いとされます[10]。どちらか家で決めなくても大丈夫です。見たままを獣医師に伝えましょう[2]。

「猫はよく吐くもの」と思いこまない

吐くことや、毛玉を吐くことを「この子には普通」と考える飼い主もいます[5]。そのため、吐く回数を獣医師がくわしく聞くよう、米国のガイドラインは勧めています[5]。

毛玉を1〜2週に1回ほど吐くのは珍しくない、とコーネル大学は説明しています[1]。一方、短毛の猫の多くで毛玉をよく出すのは、慢性の病気のサインだとする総説もあります[11]。見方が分かれるので、回数が増えたら相談しましょう。

米国の猫の病院が、くり返す嘔吐や下痢、体重の減少がある猫100頭を調べた報告があります[6]。どの猫も、超音波検査(エコー)で腸の壁が厚くなっていました[6]。99頭で腸の病気が見つかり、主なものは慢性の腸炎と、腸のリンパ腫(血液のがんの一種)でした[6]。

著者は、くり返す嘔吐や体重の減少を「普通のこと」と考えず、見過ごさないよう呼びかけています[6]。

この報告は、エコーで異常があった猫だけを集めたものです[6]。よく吐く猫の多くが同じ病気だ、という意味ではありません。

家で記録しておくとよいこと

吐く原因を探すのは、飼い主からくわしく話を聞くことから始まるとされています[1]。

獣医師は、吐いたものの見た目や、吐くときのようす、食事との時間の関係をたずねることがあります[2]。飲んでいる薬の情報も大切です[2]。

日記や写真、動画で記録しておくと、体調の変化を伝える土台になるとされています[5]。

フードを食べたあとに吐いたときは、まずかかりつけの獣医師に診てもらうよう環境省は勧めています[12]。できれば製品を持っていき、与えたときのようすも伝えましょう[12]。

今日からできること

このページは一般的な情報です。病気の診断や治療の代わりにはなりません。気になる症状があるときや、持病のある猫のごはんは、獣医師に相談してください。

出典

  1. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「Vomiting」(2021) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  2. ワシントン州立大学 獣医学部 動物病院(WSU Veterinary Teaching Hospital)「Vomiting pets」(2021) hospital.vetmed.wsu.edu/2021/12/15/vomiting-pets/
  3. Cornell Feline Health Center(コーネル大学獣医学部)「The Danger of Hairballs」 www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/corne
  4. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(4.体調管理について)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  5. AAHA(米国動物病院協会)/ AAFP(米国猫臨床医協会)、J Am Anim Hosp Assoc 57(2):51-72「2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines」(2021) www.aaha.org/globalassets/02-guidelines/feline-life-stage-20
  6. Norsworthy GD ほか(Alamo Feline Health Center、米国), J Am Vet Med Assoc 243(10):1455-61「Diagnosis of chronic small bowel disease in cats: 100 cases (2008-2012)」(2013) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24171376/
  7. Dantas LM ほか(ジョージア大学・オハイオ州立大学ほか), J Feline Med Surg 18(9):723-32「Food puzzles for cats: Feeding for physical and emotional wellbeing」(2016) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11148901/
  8. AAFP(米国猫臨床医協会)コンセンサス声明(Sadek T ほか), J Feline Med Surg 20(11):1049-1055「Feline Feeding Programs: Addressing behavioral needs to improve feline health and wellbeing」(2018) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11343346/
  9. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(2.市販のペットフードについて)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  10. Batchelor DJ ほか(European Emesis Council), J Feline Med Surg 15(4):237-65「Mechanisms, causes, investigation and management of vomiting disorders in cats: a literature review」(2013) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10816764/
  11. Cannon M(Oxford Cat Clinic), J Feline Med Surg 15(1):21-9「Hair balls in cats: a normal nuisance or a sign that something is wrong?」(2013) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23254238/
  12. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(5.Q&A)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide

確認日:2026-10-17。このページは獣医師の監修を受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。

あわせて読みたい